OT685フープ

OT685フープは、降伏強度685N/mm²、引張強度860N/mm²級の高強度鉄筋を使用したせん断補強筋です。短期許容せん断応力度は普通鉄筋SD295Aの2倍の590N/mm²が採用できます。母材は大谷製鉄(株)によって製造されたOT685（国住指第1853-7-1-1号）を使用した製品です。電炉材使用の為、スクラップを主原料としたエコロジーな製品です。せん断補強筋最大手として、今までに培った信頼と実績のノウハウを685N/mm²級の市場でも発揮するべく、大谷製鉄(株)とともに製品化を実現させた商品です。

・母材は大谷製鉄(株)によって製造されたOT685（大臣認定番号　MSRB-0075）
・普通鉄筋と比較し、せん断補強筋量が減少し過密配筋が解消されます
・直棒材使用の為、捻れやそりの少ない加工が可能（コイル材との比較）
・損傷制御のための設計が可能
設計用せん断力の割増係数を別途定め、短期荷重時のせん断力に対する損傷制御のための検討で短期せん断力の設計が可能

種類の記号	OT685
折曲げ角度	180°	135°	90°
内側直径（Ｄ）	4D以上	4D以上	4D以上
余長	6D以上	6D以上	10D以上
重ね長さ	–	–	–
図

＊降伏点は、降伏点又は0.2％ 耐力とする
＊伸び測定の標点距離は、公称直径の8倍とする
＊ｄ は異形棒鋼の呼び名に用いた数値